旭川ロータリークラブ会報
「海外よもやま話(番外編)まとめ」

関東 正治

「海外よもやま話(番外編・1)」
 今、欧州で大洪水が発生しています。チェコでは、アシカが逃げたり、象が射殺されました。大陸型の洪水というものは、我々日本人の経験の外にあるものです。中国、米国でも時々大洪水の報がありますが、やはり、規模が想像を絶するものです。
 私のいたタイでも確か1996年だと思いますが、大洪水がありました。元々、バンコックは海抜がマイナス1〜2mの場所で、堤防が決壊すると大被害が確実でした。国王の「バンコックを守れ」の一言で、周辺地域の川からバンコックへ通ずるゲート、7ヶ所を全部閉じてしまいました。おかげで我々の会社の周りは3ヶ月間にわたり辺り一面水ばかりでした。タイでは農家でワニを飼っていて、全部で2千匹逃げ、老人がお尻を噛まれて死亡した事件も発生しました。梱包用の大型発砲スチロールはボート代わりになり臨時の水上タクシーとなり、通勤の人達を運んでいました。何でも役に立つものです。

「海外よもやま話(番外編・2)」
 
中国のお客を訪問した時、上海にある魯迅に関係する公園のスナップです。皆さん、中国の経済成長を享受し楽しそうです。さて、ぶら下がり健康器具みたいのがありますが、なんでしょうか?

 

 

「海外よもやま話(番外編・3)」
 今回は中国でのちょっと古い話です。皆さん、秦の始皇帝をご存知ですね。「始皇帝暗殺」という映画が秋頃に上演されますが。さて、彼は生前から万里の長城を築いたり、自分の墓を作ったりと大変、権勢を欲しいままにしました。有名は兵馬桶は、農夫が井戸を掘っていた時に発見されたと聞いています。その兵馬桶には何千体もの兵士の等身大の素焼きの人形が確か北を向いて整然と並べてあり、死後の国防を担っているんだそうです。
 そこにはお客さんが来るたびに案内しましたので、4、5回は訪問したことがあります。ある時、いつもは上から見るだけなのに、階段に赤い絨毯を敷いて下まで降りられるようになっていました。大勢の中国人も下に降り、兵士の人形を近くで見ています。今日は特別の日かなと思い、我々も下に降りてしげしげと兵士のの顔を見たものでした(ラッキー!)。
 突然、上から大声がするので見上げると警官が何か言ってます。傍にいた中国人達は蜘蛛の子を散らすようにいなくなりました。残ったのは我々日本人3人だけ。もっとも私は、興味津々で逃げなかった、というのが真相です。上では逃げた中国人達が、「日本人、日本人」と指を指し連呼しているので、我々が犯人にされているなあと思いました。警官が降りて来たとき、連れの2人は私の後ろに隠れるのでした。そして運命は私を選びました。そう、私が警官の詰め所に連行されたのです。
 警官詰め所の周りは、日本人が捕まったということで、黒山の人だかりです。前に北京の繁華街で空を見上げていましたら、10分で30人位集まりましたが…(物見高い人たちなんです)。警官は一所懸命ノートを広げ文書を書いて説明しています。多分私の所業を非難しているのでしょう。私は、「不明白(プーミンバイ):解らない」とだけ言って、知らぬ半兵衛を決め込むしかありません。興味ああって捕まってみたものの、「ちょっと困ったな」と思っていました。しばらくして、逃げた連れが、我々のプラント契約先の中国人引率責任者を連れてきました。警官もホットした様子で、彼と話しています。その結果、彼は私に出ていくように言いました。当然です。私は元々無罪なのですから。後で何があったのかを聞いたところ、彼は2時間ばかり反省の学習をさせられたそうです。彼というのは、契約先の技師長です。いつも細かいことをぐちぐち言い、ラムネの瓶の底みたいな眼鏡をかけた出っ歯の人で、私たちに余計な仕事を押し付けるやっかな嫌われ者でした。後から、他の人からは仲の悪い者同士がこの事件で仲良くなったとの噂を聞きました。が、私は日頃の胸のつかえがスーと降りた爽快な気分であったと記憶しています。中国では公衆トイレと警察署には行かないことです。

「海外よもやま話(番外編・4)」
 今回はチェコでのバーベキューのお話です。チェコには約2ヶ月間滞在しましたが、前に卓話でお話したチェルノブイリの原発事故の時です。
 ある日の夕方、プラント先の技術者たちがバーベキューに行こうとのお誘いがありました。誘われては断らないのがモットーであり、二つ返事でOKしました。途中で幹事の家に寄っていろんな道具を持って行ったものです。なぜかビーカ(理科の実験に使ったやつです)を多数持って行きました。皆さん、何に使うと思いますか?(今、想像して下さい)
 チェコは山国で日が暮れるのがとても早い。おまけにその日は新月で真っ暗です。黒い目の日本人は何も見えません。彼らは星明かりでさっさと歩いて行きます。「ちょっと待ってくれ。迷子になったら何とする。」突然、童謡の「赤い靴」の歌詞を思い出した訳です。青い目は夜目が効くのです。日本人の目が良い話は作り事ですぞ。ようやく7時頃、目的地に到着しましたが、これから料理開始ですロータを出して、鶏か豚か忘れましたが、丸々一羽(匹)を串刺しにして焼き始めました。少し焼けるとバターを塗ってワインを塗ってを繰り返します。焼き上がるまでワインを飲もうということで、あのビーカの登場です。そー、野外ではワイングラスなんぞ使わんのです。
 焼き上がったのが10時頃、腹ペコで酔っ払って、何とも楽しかるべき一日でした。

「海外よもやま話(番外編・5)」
 今回は南国タイでの食中りのお話です。特に私は、日本では牛乳を飲んでも腹を下すほどデリケートな体質であり、皆さんのお役に立てるかも知れません。まず、タイ食の代表がトムヤンクンですが、これにはいろんな草木の根が多数入っています。この種の料理はまず大丈夫です。危ないの蝦、蟹など甲羅のあるやつです。いくら熱をかけても甲羅の隙間に潜む菌類が死なないのです。ですから、タイでは蝦を丸ごとしゃぶってはいけないのです。そして運悪く食中りした人はどうするか?
 まず、日本の正露丸のような薬は効きません。タイの薬は効くのですが、効き過ぎて後の副作用が怖い。私のお薦めは、日本酒の熱燗です。ぐーっと1合、しばらくすると治まる場合が多い(100%でないのが残念)。「日本人のDNAは米だから、お酒が効くのよ」が殺し文句です。
 もうひとつの原因不明の食中りがデザートの果物です。私の場合は、マンゴー、パパイヤといったふにゃふにゃしたものです。これらは、もともと整腸剤としての効用があるそうですが、タイの料理屋ではデザートを作り置きします。いろんな材料を切った包丁に雑菌が付着し、それが果物に乗り移り時間が経つと相当に繁殖する訳です。従って、牛乳がダメな人はおいしい果物にありつけないのですが、これを発見するのに1年半かかりました。それまで、原因不明の食中りに悩んだのが、誰あろう私でした。マンゴー、パパイヤはで1切れでNG,西瓜で3切れ、パイナップルはOKでした。

「海外よもやま話(番外編・6)」
 今回はお隣韓国のお酒のお話です。ちょっと覚え違いがあるかも知れませんのがお許し下さい。
 皆さんご存知のように韓国社会には儒教の精神が今なお脈々と流れており、仕事の終わりに懇親会をしても、年長者が始めないと何も始まりません。例えば煙草ですが、吸わないのかと思ったら、私が 吸わないので誰も吸えないのでした。旭川とはえらい違いですが。
 私は真露(じんろ)をタイで知りました。タイの韓国料理店の焼肉はおいしかったのですが、真露がよく合いました。そこの女将はタイ語、英語、日本語、韓国語をしゃべるスーパウーマンでした。韓国料理でいいのは、野菜とキムチをいくらでもお代りを持ってきてくれることですね。
 さて、お酒のスーパークラスは水爆、次が原爆です。水爆はウェスキーの中にビールを割ったもの、原爆はビールにウェスキーを割ったものと覚えています。また、スクリュードライバー(?)は、ビールの中に焼酎を入れた小さなカップを置き、かき混ぜたものです。さて、皆さん、手投げ弾とは何でしょうか?韓国では徴兵制があり、みな、軍隊用語なのです。手投げ弾とは、小缶のビールで、一気に飲み干し近くのゴミ箱に投げ入れることです。
 これに比べ我が日本男子は、お湯割、梅割など可愛いものですね。どちらも。、国際標準には程遠い?

「海外よもやま話(番外編・7)」

 今回は中国でのお米の話です。今でも田舎に行くとやばいのが、中国のご飯です。油断すると大事な 奥歯を欠いてしまいます。そー、ご存知のとおり石が混じっているのです。
 ではなぜ石が混ざっているかと言えば、脱穀を道路でやるんですね。コンクリートの上に穂を並べておくと通った車が脱穀してくれますので、投資ゼロで脱穀できます。従いまして、中国ではご飯を食べる時は、一度舌の上で感触を確かめて石のないことを確認してから噛むのでした。
 私の居た咸陽では中国で一番おいしいと言われていた大連米を購入して日本人用に準備したものです。ところが、米は到着したけれど袋が破けて3分の1が無くなったというのです。この米は我々日本人用に購入したもので、おいそれとは手に入らない高級品です。誰かが抜荷したのです。購入した米を中国人を雇って石の選別をし食堂に渡しました。腹が立つのは、食堂に中国人の賓客が来ると我々の米を炊き出していることです。匂いですぐに判るのですね。ここで騒いでも仕方がないと諦めますが、 本当に頭にきたものです。カレーのルーも日本から運びましたが、やはり適当に使われてしまいます。まだ半分位残っていると思う頃にもう無いと言ってきます。これも自分達の家に持って帰っていたと思います。外国では腹を立てるとおいしいものもおいしくなくなります。ご注意を!

「海外よもやま話(番外編・8)」
 今回は、タイでの結婚詐欺のお話です。日本人、特に中年の方の被害が多いようですので、皆さん方の身内で独身の方はご用心下さい。
40歳台で嫁の来てがないが、仕事はそこそこうまく行っている。友人に誘われて、タイにゴルフツァーにやって来ました。タイのゴルフは楽しいなー、キャディを何人つけてもいいというので、2人にした。タイのお大臣は4人も連れているらしい。1人はバックを担ぎ、もう一人は日傘と椅子を持っている。打つ順番を待っている間には、キャディが「旦那さん、マッサージしましょう」と言って肩を揉んでくれる。アー、天国じゃ。チップは一人500円位でマッサージ代を得した気分。さて、お待ちかねの夜。カラオケに行くと若い女の子が数十人並んで一斉に「いらっしゃいませ」の斉唱。自分の気に入った娘を選べと言われても、眼のやり場に困ってしまう。何とか、歌手の何とかに似ている娘の番号を言って、そそくさと席に行くのが最初の頃のこと。歌を歌ってダンスをして、帰りに2000円位のチップをあげると「明日も来てね」と。こんな美人と話ができて(相手の片言の日本語頼りですが)、夜も最高〜。次の日もゴルフの後、同じ店に行き、同じ娘を指名するのでした。タイでの結婚詐欺のお話の続きです。
 日本では風采のあがらない中年男が、お金の力とはいえカラオケの美人ホステスにもててしまいました。さて、日本へ帰る前の夜、今日は最後まで付き合えと言われ、2人でホテルへ。天国を味わった中年さんは、半年後に自分から友人を誘ってタイへゴルフに出かけるのでした。もう、お目当ては昼のゴルフでなく夜のカラオケ。いたいた、指名すると胸に飛んできて「会いたかった」と。日本ではダメだが、タイではもてるんだと男冥利、ここに尽きる中年男でした。3回目に行った時に、女の子から「いつも待ってるのはつらい」と打ち明けられ、どちらからとはなしに結婚することに話が決まります。そして、明日は一緒にアポート探し。車や家財道具も買ってやり、家賃も払い、次回を約束して帰国。
 3ヵ月後、男は勇躍としてタイに。女の子も結婚式の段取りを決めてあるとのこと。2人で女の子の田舎という所へ。両親や親戚を紹介され目出度く挙式。しかし、男には日本に仕事がある。後ろ髪を引かれる思いで日本へ帰り、また、2ヵ月後にタイへ。
 しかし、あー、何ということか。何があったのか。アパートには愛する妻の姿はなく、車も家財もなにもない。アパートの管理人も何も知らないという。どうする、中年男。アパートから家財道具一切とともに消えたタイ人の妻。管理人に聞いてもどこに行ったか解らないという。勤めていたカラオケ屋でも消息がつかめない。万策尽きた男は、結婚式を挙げた妻の田舎に行ったのでした。何と、そこで見た風景は????
 愛する妻がいた。確かにいる。しかし、横に別の男がいる。何をしているのか?え〜!?結婚式だ。自分達が数ヶ月前に挙げた風景が再現されている。両親や親戚も同じメンバーがいる。皆、ニコニコして新婚のカップルを祝福しているようだ。自分もそうだった。詰め寄って妻(?)に問いただす。この人が好きになったという。俺はどうなる?新郎の男に自分達の過去の経緯を話す。
ケース1)お気の毒ですね、と言われる。貴方も同じ目に遭うかも知れませんよと言っても、しっかりと手を握って離さない。
ケース2)本当か、と女(妻?)に問いただす。そうだと言えば、結婚式を打ち切り別れる。
いずれにしても、男が女に渡した金品は戻ってきません。南無阿弥陀仏。

「海外よもやま話(番外の番外編)」
 
先日の会社での献血のことです。血の気が多いので少し抜いて貰おうと勇気を絞って受付へ。前回はタイ出張の後1週間で3週間以上経たないとダメですと言われ、?と思ったが、次回にと思っていた。今回は受付の人に前回のことを言い、今回は1ヶ月以上経っているが大丈夫ですかと確認し、OKの返事を貰う。
 献血車に乗り、順番を待つ。女性が採決(検査)し次に男性が問診し献血台へと、皆さん順に移動している。さて、自分の番だ。女性が自分の問診表を見て、男性の方に行けと言う。嫌な展開だナと思う。男性が海外出張や駐在期間のことを聞いてくる。どうなさいますか、と聞かれて、ダメならダメと言って下さい、と言う。海外では病院関係の仕事はありませんかと、また聞いてくる。お客と仕事の打合せだけです、と言う。また、どうされますか、と聞いてくるので、段々と頭に来る。献血できない条件があるなら言って下さいと言うが、どうなしますかを繰り返すだけ。どうするかと聞いているのは私だと、ついに切れかける。
 ごちゃごちゃ言っている内に昼休み時間の終りが近づき、1時の会議にため話を打ち切って下車。あー、海外駐在経験者は献血できないんだ。最初に言って欲しいな!

「海外よもやま話(番外編・10)」
10月に池澤会員と業務でタイに行きましたが、タイならではのニューハーフショー(所謂オカマショー)に案内することにし、現地駐在員に頼んでチケットを予約しておきました。ところが予約したチケットは古典ショー&ニューハーフショーとなっていました。タイ料理と地ビールに舌鼓を打っている間に古典ショーが終り、「アレッ」と思っていると皆さん会場を出て行くではありませんか。
 仕方ないので我々も出てみると、ニューハーフショーは別の会場でした。並んでいるツァー客の人に聞くと、別料金を払っているとのこと。我々のチケットは最初の会場に入る時に渡して手元になく、「しょうがないね」と帰路に。
今回、12月の出張時に見てきましたので、写真を載せます。池澤さん、カラーでなくて勘弁。


身長180cmの美女(?)軍団の雄姿に乾杯!

「海外よもやま話(番外編・11)」
 
今回は、タイで実際にあった一流ホテルでの事故例です。
 無事ホテルにインクインし、さて、晩飯にでかけようとする観光客は、大金の持参はまずいと、部屋の金庫に大枚の軍資金を仕舞い込むのが常です。さてさて、夜のスポットを見て、食事も終わり明日の資金をチェックしようと金庫を開けてびっくり「玉手箱」。お宝がきれいさっぱり消えてしまっている。大変だ!ホテルの支配人を呼ぶと、いくら収納したか証拠があれば弁償するという。そんなことを言われても、証拠なんぞある訳がない。結局泣き寝入りに。
 犯人は大概、ホテルの従業員。手口はいたって簡単。金庫の数字のボタンにうすく油を塗っておく。お客が4個のボタンを押すとボタンに指紋がつく仕組みです。後は根気仕事。4×3×2×1=24通りの組合せでボタンを押せば金庫は開く、犯人はにっこり、お客はがっくり。一流のホテルといえども、働いているのは田舎からの出稼ぎが多い。金庫の数字ボタンは全部触っておくのが安全、という話。

「海外よもやま話(番外編・12)」
 今回は、タイでの典型的なだましの手口です。
 初めてタイに出張する人はタイ語が解りませんから、大概空港に出迎えが行きます。迎えの人の名前も予め知らせて貰っています。これで安心なはずです。
 さて、税関も無事通り外にでるとものすごい数の出迎えが待っています。みんな、ローマ字で前を書いたプラカードを掲げています。さあ大変だ。俺の名前はどこだ。なかなか見つからない。困ったなァー。すると、「鈴木さんですか?」との声。「そうです。貴方はソンチャイさんですか?」と聞くと、「実は彼は所要ができ代わりのトンチャイです」とのこと。まぁーいいか、というよりどうしようもない、が実際のところ。
 彼の車に乗り一路ホテルへ。しかし、都合でホテルが変更になったとのこと。嫌だとい。「そうですか」と答えるのみ。着いたホテルは何かとても安っぽいが、初めて来たので、こんなものかと思う。チェックインする前にレストランで食事を誘われ、安いのとお礼を兼ねておごることに。暑い中を来たのでビールがうまい。タイ料理も辛いが食べられなくはない。さて、この後、大事件に。(前回、予定と違った出迎え人の案内で食事を一緒するところしまでお話しました。暑いので気持ちよくビールを飲んでいると、何だかとても眠くなってきた。不覚にも睡魔に勝てない。旅の疲れか?、前後不覚に。
 どの位時間が経ったのか、眼を覚ますと体の感覚が違う。固いところに横たわっている。頭がまだ朦朧としている。事態がよく解らない。ところで、今何時かな、と腕時計を見るが、無い?背中が痛いなと思ったら、何だ、道路に寝ている。それに何でパンツ一丁なんだろう。荷物は?頭が大分はっきりしてきた。どうやら、身包み剥がれているようだ。
 そうです。偽の出迎え人に騙されて、睡眠薬入りのビールを飲まされ昏倒したのでした。財布もパスポートも当然ありません。ホテルに駆け込んでも誰も何も知らないと言うのみ。警察を呼んで貰い、大使館のお世話に。ようやく助かった。
 タイでは何故か誰がいつ来て、誰が出迎えるかの情報が筒抜けになっているのです。初めての時は日本人に。タイ人に出迎えて貰うのは、よく馴れた人に限ります。初対面は危ない、ご用心。

「海外よもやま話(番外編・13)」
 
2月19日にタイに出張しました。今回は、当社の電子レンジ用マグネトロンを製造委託している東芝の現法が別会社になるので、当社の海外会社として独立することになり、その設立セレモニーに行ってきました。久しぶりに英語で挨拶し舌を噛みそうになりましが、晩飯に食った「タイすき」はうまかったナ〜。
 タイでは国王が大変敬愛されていることはお話しましたが、現在の国王は「ラマ9世」と言います。従ってタイでは、おめでたい行事は「9」の数字を使います。今回のセレモニーの日付が19日、開始時間が8時19分、お坊さんの数が9人といった具合です。次の10世になったら、「10」に替わるのでしょうかネ。会報に初めて自分の写真を載せる最後のチャンスかも。



「海外よもやま話(番外編・14)」
 当会員である池澤さんのペリカン旅行で韓国、ベトナムに行ってきました。同行は得能、松田会員で、3月6日発、10日帰国でした。今回のレポートは韓国編。到着の夜は焼肉店(カルビ)でした。何と店にはあの「百歳酒」があり、皆で乾杯。折角の延命効果もは飲み過ぎでパーになった?夜のソウルは、イラク問題の影響で石油が高騰しており、ネオン街も薄暗い。政府の指導とか。能天気の日本が心配になりました。



 翌日もあいにくの雨の中、「誰が雨男?」の非難の眼を気にせず李氏王朝時代の宮殿参観へ。オンドルの仕掛けもバッチリと理解し、皆さん利口に。ガイドさん曰く、「中国の建物は土、韓国は石、日本は木」とか。燃えて無くなる日本の文化は儚いのかナ、と思いながらの旅でした。次回はベトナム編。
 さてべベトナムと言えばバイクです。ガイド曰く、「ホーチミン市の登録人口が600万人、バイクは300万台」。「HONDA」がベトナム語になっていてバイクのことを言う。それで「スズキ」も「ヤマハ」も「ホンダ」と呼ばれるらしい。免許制だが必要なのは70CC以上で、それもお金次第とか。ほとんどが50CCのスーパーカブタイプで無免許。
 バイクの部品の盗難も多く、自分の盗られたものを部品市場で探し出し、また盗られるといったイタチゴッコ状態も。また、バックミラーはほとんど無く、あってもハンドルの中央にある(お化粧直し用?)。
 事故を起こして警察を呼ぶと面倒なので大概は示談に。保険が無いので現金だそうで死亡事故で20万円。入院しても手術代に金がかかると途中で逃げ出す。
 法律では大人2人乗りまでですが、子供は何人でもOKで5〜6人乗りもあるとのこと。夕方になると、一家揃って夕涼みを兼ね街に繰り出すので街はバイクの洪水。5〜6人乗りを探したが、やっと4人乗りを見つけバスの中からシャッターを切るがちょっと解りづらくてごめんなさい。



 ベトナムの公務員の給与は1万5千円位で生活がかなり苦しく、皆さんアルバイトに精を出すようです。最後の夜にベトナム・フランス料理店へ行きましたが、食事中ずっとギターとバイオリンの生演奏があました。奏者も公務員のアルバイト? 
 一曲終る毎にバイオリンの女性がにっこりするのを見て、こちらもホッと。「北国の春」など、日本の曲には盛大な拍手を送りました。戦争博物館では米軍やベトコン(中国製)の武器、特に7トン爆弾の偉容にはびっくり。銃弾で作った土産物を含め、戦争まで観光資源にして海外から観光客を集める根性に脱帽しました。写真は元大統領府の庭での元美女軍団(池澤、得能、関東奥方達)です。一足お先に花見を楽しみ、ニコニコ(会報の私物化という非難あるも敢えて掲載)。
 ベトナム最後の話はジャングル・ツァー。フェリーに乗り、とあるメコン河の中瀬へ。ブーゲンビリアや名も知らない花や果物が一杯の道を行く。途中で少女が網に入れた果物を配っているのを貰ってほおばる。が、皆さんそのまま行き過ぎようとする。さすがに松田会員、引き返して1ドルを上げた模様(偉い!)。
 怪しげな小屋で休憩のお茶とおじいさんの三味線と裸足の子供達の歌を聴かされ、やはりお金をせびられる。⇒しょうがないね。最後の仕上げは、4人づつ小船に乗り元のフェリ−乗り場まで。最後の船に乗りましたが、どんどん離される。もう一本あったオールを使っても追いつかない。後ろを見たら、ガイドが乗っていた。バカもん、お前が漕がんか、と言いたいが漕ぐのがおもしろかった。
 写真はジャングルの松田・得能会員と船長の池澤会員。



「海外よもやま話(番外編・15)」
 
今回は、久しぶりに中国であったお話です。今はSRASで持ちきりですが、1988年の当時のお話です。
 咸陽、昔秦の都があったとことにカラーブラウン管のプラントを売った時のことです。大勢のスーパーバイザーが現地に滞在しますが、娯楽施設は日本から持ち込んだカラオケだけ。暑い夏にはひと泳ぎしたいところ。ホテルの窓から見ると、何と大きなプールが見えます。
 総代表に頼んで使用の可否を尋ねたところ、OKとのこと。ところが、使用条件を聞いてびっくり仰天。料金を吹っかけられたのではありません。証明書を持って来いということです。何の証明書と思いますか?「エイズの非感染証明」です。
 これを聞いた駐在員は口をあんぐり。エイズはプールで感染する?こちらは、中国のプールで眼病を貰うのを心配しているのだぞ!
 いやはや、中国も奥地に入るといろんな噂が真実になってしまうのですね。彼らの感覚では、日本人は「○○ツァー」でみんな病気持ちと思われているらしい。いいかげんにしてくれ。インフルエンザの新種はどこから来るのか知ってるのか?

「海外よもやま話(番外編・16)」
 
今回は、タイにオカマが多いわけの紹介です。もう聞いて知っている方はご容赦。
 タイでの稼ぎ頭は女性で、どちらかというと男は穀潰しの部類に入る。博打、酒浸りで仕事をせず、収入を入れない輩も多い。余り教育を受けていない層では母親のお腹が大きくなると親父は母子を省みず他の女性に走り、悲惨な家庭環境となる例が少なからずある。バンコクや観光地で見かける親子連れの乞食に多く見られるタイプです。
 そういったことと直接に関係ないかも知れないが、女の子を望む母親が多いのも確か。さて、期待とは逆に男の子が誕生すると、母親は自分が欲しかった女の子として育ててしまう場合がある。女の子の服装を着せ女性言葉を教えるので、もの心がついた時には、本人も自分が女性であると信じている。学校に行く頃になって、男であることを発見してももう遅く、すっかりと女に馴染んでいる。
 そんな時、貧しい村に成功者であるオカマが里帰りする。美しい容貌と服装、お金も沢山持っている。彼(彼女?)は、自分の将来像をそこにフォーカスすることになる訳です。後はまっしぐら。義務教育終了と同時にオカマ養成学校(みたいなものがある)に行き、専門教育を受ける。そして美貌を磨きパトロンの出現を待つことになります。ヨーロッパ(特にドイツ人)にその好みが多いと聞きました。日本でもオカマが増加傾向とか?

「海外よもやま話(番外編・17)」
 
5月28日に出て30日に帰国と慌しく米国に出張に行きました。今回は、米国での「セキュリティーチェック」の話題です。成田からシカゴまで11時間、昼前に出発で同じ日の朝着で機内で映画を6本も見たため、一睡もせず。シカゴから国内便でナッシュビルへ。今回のお話の始まりです。
 3人連れでしたが、何故か私だけが向こうの列に行けという。ラップトップも入れ物から出し、靴も脱いで安全チェックゲートをくぐる。終わった、と思ったら、これからが大仕事の始まりでした。前の人が終わるまで別仕切りの中で待つこと5分。椅子に座れという。座ったままで足を前に突き出さされ、足の裏を検査棒でチェック。後で考えたら、木製の義足を履いて武器を隠すこともできるんだなと。
 それから立たされて両手を水平に広げさせられる。安全チェック棒で体の表面を全身くまなくチェック。ベルトのバックルの前で「ピー」と鳴る。面倒だから、ベルトを引き抜くがまだ鳴る。困ったゾ。ズボンを脱ぐのかいな?触っても良いかとと聞きかれて、手の平の甲でズボンの上からチェック。ジッパーが鳴ったんだな、ということで一件落着。
 さて、荷物の方は・・。ラップトップと靴を別の検査機にかけている。よし、終わりだ。とんでもない。今度は鞄の中をいチェック。おいおい、X線で見たんだろー、と思う私のことは全く気にしないで検査続行だ。洗面具入れの中も全部手を突っ込んで検査。次は、衣服だ。ブレザーを脱がされポケットの中もチェック。財布の中もだ。偽札でも探しているのかな?これがレベル2の米国の安全チェックでした。連れに聞くと、航空会社が任意に指名するとのこと。そう言えば私の航空チケットだけ、「SSSS」の表示がある。そうか、帰りもやられんだ。
 そのとおりでした。帰りは、自分から、「スペシャルゲスト?」と聞いてやったら、大笑いして「どうぞ」と言われた。もう慣れたもの。しかし、「SSSS」表示があったら、予め解ってしまうではないか?事実、背広を入れたバックを連れに預けて受検してやった。ちょろいもんじゃ。テロリストはもっと賢いぞ、とは言わずに笑顔で「シーユー!」、でバイバイ。皆様方も「SSSS」表示のチケットを貰ったら、お覚悟を!

 「海外よもやま話(番外編・18)」
 番外編の最終編は、タイでの私のオリジナルギャグです。
 初めてタイに見えた方に、「タイは常夏で四季がないんですね」。大体、納得されますね。「そのため、タイの木には年輪がないんですよ」。ホー、そんなものか、という顔です。「おもしろいことに竹には節ができません」。ふむふむ。「人間の方にも影響して、脳味噌にはしわがないんです」。そ〜なんだ。
 今から思うとタイ人には随分と失礼なことを言っていました。多くの反省をして、私の番外編も終了させて戴きます。ご愛読ありがとうございました。
おわり